たった30分の面談で履歴書・職務経歴書を自動生成

『ジョハリの窓』の考えを応用。音声文字起こし×データ分析で、求職者の「強み」を可視化から応募書類作成までを一気通関で、求職者の書類作成に係る負担を大幅軽減させることができるサービスを開発いたしました。

当社は、キャリアアドバイザーとの30分間のWEB面談を通じて収集した音声データを自動で文字起こしし、履歴書・職務経歴書を即座に生成するAI活用型就職支援サービスを開発いたしました。本サービスは、求職者の負担を大幅に軽減しながら、企業が求める「伝わる応募書類」の作成を実現します。

■サービス開発の背景
就職・転職活動において、履歴書や職務経歴書の作成は求職者にとって大きな負担となっており、「何を書けばいいかわからない」「自分の強みをうまく言語化できない」といった悩みが多く寄せられています。
転職市場は採用充足したら求人情報がクローズになるスピード感のある市場だからこそ、求職者は早く書類作成しなければならないという心理的負荷・作成工数負荷があると言えます。

一方、キャリアアドバイザーは面談を通じて求職者の経歴や強みを理解しているものの、それを応募書類として代筆する行為は求職者・採用側双方にとって情報を偽ってしまう行為になりかねず、求職者自らの作成に頼らざるを得ません。

昨今、AIによる書類作成サポートサービスやチャット型AIを活用した書類作成も可能ですが、あくまでも自分からみた自分自身の特徴のみになってしまう傾向にあります。

一方当社は、間に「ひと」が入ることを重要視しております。キャリアアドバイザーが間に入ることで、求職者を客観的に見た情報も加えた強みを書類に表現することが可能となるからです。
人間＝キャリアアドバイザーが求職者の会話を引き出す役割に集中し、分析・まとめるという作業をAIが担うというハイブリッドの活用方法を提案したいと考えておりました。

以上を踏まえて、HRDXは「意志に寄り添い 意図して動かす」という企業理念のもと、デジタル技術とリアルな対話を融合させることで、この課題を解決するオリジナルサービスを開発いたしました。

■サービスの特徴
1. 30分の面談で完結
キャリアアドバイザーとのWEB面談はわずか30分。リラックスした対話形式で、学歴・職歴・スキル・希望職種などを自然な流れでヒアリングします。

2. 音声を自動文字起こし
面談音声をリアルタイムで文字起こしし、発言内容を正確にテキストデータ化。データの精度を保ちながら、後工程の負担を削減します。

3. AI が「伝わる」応募書類を自動生成
文字起こしされたデータと当社独自のデータ及びアルゴリズムをもとに、AIが履歴書・職務経歴書を自動生成。求職者の「強み」や「実績」を論理的に整理し、企業に響く文章表現に最適化します。

4. 生成時のポイントは求職者の発言から抽出
キャリアアドバイザーはあくまでも質問を投げかける役割に徹し、求職者の言葉を録音・生成し、職務経歴書、履歴書形式で出力いたします。出力された書類は求職者の修正や提出判断を持って使用されるものとします。

■導入によるメリット
「求職者にとって」
・応募書類作成の時間を大幅削減
・プロ視点で引き出された言葉で「伝わる」書類が手に入る
・面談を通じて自己理解が深まり、キャリアの方向性が明確に
「キャリアアドバイザーにとって」
・書類作成支援業務の簡略化により、求職者へのコンサルティングに集中できる
・生成された文章をもとにした客観的なアドバイスが可能
・複数の求職者対応がスムーズに
「企業にとって」
・質の高い応募書類により、選考プロセスの精度が向上
・求職者の人物像が明確になり、ミスマッチを防止

■活用イメージ
【面談の流れ(例)】
WEB面談(30分):キャリアアドバイザーが基本情報・学歴・職歴・スキル・志向・志望動機などをヒアリング項目に沿って会話する
音声文字起こし:面談音声を自動でテキストデータ化
AI自動生成:履歴書・職務経歴書をAIが作成
アドバイザー添削:求職者により最終チェック・カスタマイズ
完成した応募書類を提供し、企業への応募をサポート
(実際の面談例:29歳・大学院中退・塾講師アルバイト経験者が、ITエンジニア職への転職を目指すケースでは、「データ分析力」「論理的思考力」「TOEIC 860点」などの強みを抽出し、未経験でも挑戦できるポジションへの応募書類を作成)

■今後の展望
HRDXは、本サービスを通じて就職・転職市場のDX化を推進し、求職者と企業のマッチング精度向上に貢献してまいります。

今後は、業界別・職種別に最適化されたテンプレートの拡充や、面接対策AIコーチング機能の追加など、人間×AI、AIで完結など、求職者起点でのさらなるサービス拡充を予定しています。

また、地方在住者や就職氷河期世代、コロナ禍で新卒就職を経験した第二新卒転職支援など、多様な求職者のキャリア支援にも注力し、誰もが公平にチャンスを掴める社会の実現を目指します。